三十路って第二の進路分岐点だよね

専門学校を卒業するというとき、

古風な価値観の両親に育てられた私にとって会社を数年で辞めるなんて言語道断と思っていたので

どんな仕事に就いてどう生きていくか!決めねば!!!

と猛烈に不安だった。みなさんはどうだろう。

私は現在進行形で、あのときと同じ不安に襲われている。

 

私は専門学校を卒業してグラフィックデザイナーを1年務めたあとは、

ずっと飲食店バイト・コンビニ店員・引き篭もり・主婦を転々として来ていて、ぶっちゃけなんの職歴もない。

デザイナーとしてのスキルもadobe製品様の仕様変更に経済力が追いつかずCS4で止まったきりだし、

webなんか未だにメモ帳にHTML書いたヤツFTTPでサーバーにアップする方式の、阿部寛のHPみたいなヤツしか作れないし。

一念発起して勉強するにも、親の仕送り8割で生かされている自分にそんな猶予はない。

 

「仕送りしてくれる親ならば、事情を話して支援してもらえばいいのでは?」

と思うかもしれないが、ウチはワケありだ。

そもそも両親離婚しているが、

親権は母にあるのに母は生活保護で暮らしていて、

父は離婚して親権もないどころか再婚して新しい家庭があって更には娘まで産まれたっていうのに仕送りしてもらってるという状況。

もう、情けないというより、綱渡りなみに危ない生活をしている。

母の元に帰ろうにも、母の姉(離婚独身)・母の弟(独身)・祖母・○○(※1)5人で小さいプレハブみたいな家に寿司詰めで暮らしていて、

私が帰るにはそもそも布団を敷くスペースさえないし、母弟は昔から私を殴ってくるキチガイで近付きたくない。

だが、ついに先日母姉の経営してる夜のお店もコロナのせいで大打撃を受け、頼みの綱の母姉の息子はパニック障害詐病して任されてた店人に押し付けてヒモ化して彼女()と2人暮らしして実家に寄り付かないし、祖母も脳梗塞で要介護になってしまった。

あと残る血縁は私しかいないというワケ。もうハードすぎよね。

 

「そんな状況なら普通実家帰るだろ」って思うだろうね。私も思う。

でも、祖母はまだ76と若く、いつ亡くなるか分からない...

ひょっとしたら10年20年生きるかもしれない。

もしそうなら、私はアラフォーになるまで地元で介護や家業を手伝いながらバイト人生を続けていくことになるだろう。

世話が必要なのは祖母だけじゃなく犬も4匹いるし、

...あんまし言いたくないのだが、その、

介護の必要な重度状態の家族がもう一人いるので(※1)(祖父・母姉の息子にあらず)。

そうしたら、今度は私の人生が取り返し付かなくなる。

 

だから、母にも母姉にも祖母にも可哀想だけど、暫く様子を見ることにした。

ウチは互いに憎みあって家族内で派閥やイジメがあるような人間のクズの集まりだったんですが、

このことでキチガイ無職だった母弟が50代にしてやっと仕事を始めて家にお金を出すようになったらしいし、

祖母は体が不自由なだけで頭は大丈夫らしいし、

母姉にも彼氏ができて支えられてるらしいから。

飛んで帰るのは、母に何かあった時にしようって。

 

非情かもしれないけど、私は、あの家を縛る祖母が他界したら、

あの家の苦しみは全て終わると思ってる。

そもそも全ての不幸の根源である無職の母弟がマザコンで祖母にベッタリで、

生存能力のない母弟と祖母と私の母を見捨てられず養うために母姉は水商売で私達全員食わせてきた。

すると家のことをやる人がいないので、私の母は全員分の家事をしてきた。

 

私達は、みんな、抜け出せなかった。

 

でももし祖母が亡くなったら?

あの家に縛られる理由はなくなる。

母姉は彼氏と結婚して遠くへ行くだろう、

母弟はいい加減自立するだろう、

そして、母は私が迎えようと思っている。

家族で、山の綺麗な田舎で犬を育てて暮らそうと思う。

 

祖母は母弟に嘘を吹き込んで私を殴らせてはそれを見て笑って楽しむような人間だったので、全く情はない。

早くみんなを開放してやってくれとしか思わない。

 

早く、早く。本当の、私達だけの家を見つけて暮らしたい。

私が綺麗だと思った景色を見に、今度は母と一緒に旅をするんだ。

 

 

 

そんなわけですので、さっさと住まいも仕事も落ち着けなければ...

という展開になったんですよって話です。

絵、頑張りたかったけど、引っ越しや場合によって寮暮らしになるなら、

ネットが使えなくてそれどころじゃないだろうなぁ...。